週末はあの場所へ帰ろう

艦船撮影、自転車、登山などのその時々の趣味を記載するブログ。

働く!農業EXPO 2018 大阪に参加してきました。


三連休1日目。
朝から雨。午後から晴れるのかな?
今回は、以前から予定していた↓の農業EXPOに参加する為、会場である天満橋のOMMへ。

12/22(土)大阪会場 | フェア開催日程 | 新・農業人フェア PRODUCED BY RECRUIT


9月に開催された関連するフェアにも参加していていました。

農業就職・転職LIVEに参加してきました

前回との違いをざっくり説明すると、
前回は主に法人(会社)に入社して農業を行うのに対して、
今回は、研修等を経て最終的には独立して農家を目指すという点でしょうか。

その為、前回は農業法人のブースが多かったのですが、今回は自治体の研修や各種支援等を説明するブースが多かったように思います。
その他、農業を学ぶ為の訓練学校(学生さん向けという訳ではなく社会人もOK)などもありました。

いくつかのブースを廻って聞いた話から最終的に独立して農家を目指す上でわかった事をメモ(前提として実家や親類が農家とは無縁、自身も農業の経験全く無しで現在、会社勤め)

■まずは研修2年
最初のステップとして、2日~1週間ぐらい体験農業とかを行う。
続いて、ここが良さ気だなぁっと決意すると、次のステップとしては研修となるようです。
農業(正確には第一次産業かな?)を目指す場合、国から年間150万円上限に最長2年間、補助があるようです(自治体によっては国の補助・支援とは別で自治体独自の補助があったりします)。
そのため、この期間を農協や自治体の担当課から紹介してもらって、農業法人や個人の農家さんの元で実際に農業をしながら学んでいき、3年目で独立するとか、農業法人で働く等の進路を決めるのが1パターンとしてあるみたいです。
但し、この2年間、給料は出る事は、まあ無いと考えた方が良さ気です。
住み込みで食事有り、もしくは結構、格安だったりするのですが、会社員の給料から考えると、収入の大幅減は避けられそうにありません(農業法人に就職した場合は当然、給料は出る)。


専業農家兼業農家
研修などを得て、農業スキル・知識を身につけて、独立して農業するゾ!となった場合の次の選択肢が専業か兼業という話。
農業だけで生活していく場合、かなりの大きな面積で農業をしないと厳しいようです。
というのは、農業は、軽トラックとか農業機械等の高額なものが必要となり、その返済と自身の生活費を賄う必要があるからです。
土地は、高齢等を理由に農家を辞める方から引き継ぐという(ここでも自治体等の支援があったりします)のがあったりしますが、それ以外は(基本的に)自身で購入を考えた方が良いみたいです。

多分、農業を一から始めるハードルの高さはここだろうなぁっと思ってみたり。

また、兼業農家の場合、そこまで大きな面積で農業をする必要は無くなり(収入源のバランス次第)、1日で例えば午前だけ農業をすれば良い(逆を言えば午後から暇が出来る)といった場合も多々あるので、そういう時間を活用した方が良いだろうとあるブースの方は言われてました。
但し、地方では農業以外の仕事を見つけるのはかなり大変です。
なので、私なら農業する傍ら、自宅でスマホなどのアプリ開発とかソフト開発を副業的にするしかないぁ~と。

例外的に、ブランド果実(一般庶民ではまず買えない・買わないような贈り物等で使われるもの)は、単価がものすごく高いのでそれだけで十分、生活出来るみたいです。
(聞いたのは、石川県のぶどうだったかな?)
また、北海道、長野?、鹿児島?あたりは広大な農業用の土地があるので、専業農家としてやっていけるみたいです(山間部みたいに平地が少ないと十分な資金があっても大規模に農業する土地が無いかも)


■横のつながり、縦のつながり
都市部に住んでいる身として、ある意味、一番厄介なのは地域とのコミュニケーションでしょうか。
今回のブースでも農業支援として、「自治体、農協、〇〇会(組合)・・・」等と連携してみたいな説明をして頂いたのですが、逆に言うとそれだけの関係者がいて、飲みニケーションが存在するわけです。
上記の研修期間とかもそうで、要はそういう飲み会とか地域のイベントで横のつながり、縦のつながりを作って助け合いましょうという訳です。
この辺、ブースにいる担当者の方には至極当然の事みたいであえて説明される事はほとんどありません(マイカー必須もそう)。


イカー必須、地域のイベントの積極参加(村八分とかあるところはあるみたいですし)と、私には馴染みが無い上に、上記のように始めるハードルが高すぎる(余談ですが、親類が農家をやっていてそれを引き継ぐ場合、この辺の負担が小さいのでしょうね)気がします。

勿論、人手不足が叫ばれている昨今。
地方では高校卒業と共に東京・大阪等に上京していく若い人が極端に多い(人口ピラミッドだと18歳から上で一気に下る)状況なので、国や地方自治体の支援はかなり充実してきています。
また、農業の場合、転職と違って年齢的な上限はかなりゆるいと思います(40歳で転職するのは非常に難しいが、農業は40歳からでも始められる)。

色々、話を聞いて考えて、結局、私には農業は難しいなぁーというのが感想でした。


帰りに梅田に寄ると、所々で↓の看板がw




日曜日は、東京行くかとずっと悩んでいたのですが、
この三連休のホテルの高さに諦めました。。。
代わりに、阪神競馬場に行こうと思います。
(私は、オジュウチョウサン、パフォーマプロミス、キセキあたりで馬券買おうと思ってます)