週末はあの場所へ帰ろう

艦船撮影、自転車、登山などのその時々の趣味を記載するブログ。

【聖地巡礼】映画「すずめの戸締まり」九四オレンジフェリー・大分・愛媛

新海誠監督については、某PCゲームのOPアニメの頃から知っており、全作品視聴していたりします。

一方、お船好きとしては、映画「天気の子」に東海汽船の「2代目さるびあ丸」が登場、最新作の「すずめの戸締まり」でも九四オレンジフェリーが登場する事が映画公開前のPVで明らかになりました。

今回、映画視聴後の年明けの連休で聖地巡礼してきました。

 

四国・愛媛 八幡浜港

フェリー乗り場

こちらは、旧ターミナルビルが取り壊された点を除けば、

ほぼそのままが映画で使用されたみたいです。

(実は新しいターミナルビルも映画で描かれています)

ビジュアルガイドによるとロケハンは、2020年6月に設定用ロケハン開始、2021年7月に美術用ロケハン開始と記載があるので、その当時の八幡浜港なのかも。

 

旧ターミナルビル・桟橋と新ターミナルビル・桟橋の違いはありそうですが、

設備的には似てそうです。

 

八幡浜港付近

ここは、ほぼ同じだったんでしょうね。。。

映画公開が後1年早ければ、同じ構図の写真が撮影できたみたいですね。

 

こちらは、ほぼ同じ(自販機が違うぐらい?)。

↓も映画とほぼ同じみたいです。

 

九四オレンジフェリー

映画では「みかん四国」というフェリーに鈴芽達が乗船するわけですが、そのモデルが九四オレンジフェリー

九四オレンジフェリーには、「おれんじ四国」と「おれんじ九州」の2隻のフェリーで運行されており、「みかん四国」は、両船がモデルになっているみたいです。

後部デッキは、劇中の「みかん四国」と「おれんじ四国」で一致します。

↓「おれんじ九州」の後部デッキ

↓「おれんじ四国」の後部デッキ

基本的に同型船なのかは、ほぼ同じでした。

 

↓この辺も一致しますね(↓↓は「おれんじ四国」)

手すり付近も一致部分は、多いと思います。

 

で映画と一致しない箇所が船内↓

↓は「おれんじ九州」のエントランスホール。

アイスの自販機が近いですが、劇中の左側にある自販機はおそらくジャンクフード(ホットドック、菓子パンなど)なんですよね。

(劇中ではすずめがこの自販機でパンを購入しています。)

↓は「おれんじ四国」。こちらは、エントランスホールに自販機は無かったです。

もし船内の元になったのがオレンジフェリー以外にあるとしたら、おそらく宇和島運輸フェリーかなぁっと思っているのですが、就航している4隻の内1隻は2022年就航した「れいめい丸」でロケハンの時期の後なので除外。そうすると候補は4隻(「あけぼの丸」、「あかつき丸」、「おおいた」と佐渡汽船に売却された「えひめ」)。
船内の古めかしさから考えると「おおいた」か「えひめ」かなぁっと思ってたりします。

まあ、船内を参考になったモデルのフェリーがあるとすればの話ですが。

 

もう一箇所一致しないのが↓

すずめが愛媛・八幡浜港に到着するまでの間に過ごした階段下の通路。

オレンジフェリーでそれっぽい階段は↓の2箇所(どちらも「おれんじ四国」)

一番劇中に近いのは↓で左右反転した感じかなぁっと思ってたりします。

すずめが後部デッキに走っていくシーン。

↓は「おれんじ四国」ですが、劇中に近いのは「おれんじ九州」みたいです。

(「おれんじ九州」に乗船した時は、強風で外部デッキに出られなかった)

 

 

雑感

という事で一部ですが、聖地巡礼してきました。

劇中の構図と同じ様に撮影する場合、おそらく広角レンズで撮影するよりは、標準から中望遠あたりのレンズで圧縮効果を狙った方が良さそうでした。

 

「みかん四国」は、少なくとも外観は「オレンジフェリー」でしたが、船内は劇中と大きく違っているのが気になる点。

↑でも書きましたが、もしモデルになっているフェリーがあるとしたら、新造船で船内がきれいなフェリーではなく、ある程度くたびれた感じの宇和島運輸フェリーの「おおいた」か、佐渡汽船に売却された「えひめ」あたりが怪しいと思っているので、何とか乗船して確認したいですね。

 

個人的には、もう1回行きたいと思っています。

次は「オレンジ九州」のデッキにも出たいなぁ。

 

八幡浜港のフェリーターミナル内の後ろ戸

九四オレンジフェリー「おれんじ四国」船内。